学校は人工芝にすべき?目黒区の例からメリットを解説!

小学校

実は目黒区では区内の全小中学校の校庭を人工芝化しようとしております。
皆様はご存じでしたしょうか?

学校の校庭は土にすべきか、天然芝か人工芝か。
2000年代の芝生ブームから何度も論争が繰り広げられてきました。

目黒区がこれを決定したのは2009年と10年以上も前ですが、勝手に進めたということもあり、批判の声もあったようです。

何故人工芝化までするのか、目黒区の例から学校を人工芝化にするメリットを解説していきます。

~こんな方に読んで頂きたい記事です~
・学校の施設管理担当者の方
・市区町村の学校施設管理者の方

目黒区が人工芝化した背景

人工芝化された「目黒区立油面小学校」

2009年当時、「目黒区立油面小学校」が人工芝化していることが「噂の!東京マガジン」で取り沙汰されていました。

東京都全体では天然芝にする計画の方が進められていましたので、意向が逆境していた行為であり、批判されていた部分も致し方ないかもしれません。

この小学校から、当時の目黒区長は区内の全小中学校を人工芝化することを決めました。

14億円の負担を要したとのこと

当然、都の負担ではなく、目黒区の全負担だったようです。

目黒区の全小中学校を人工芝化しようとすると、約14億円の区税を使う事になるとのことでして、その点も問題視されていたようです。

校庭を人工芝化するメリット

ですが、人工芝にすることはデメリットだけでしょうか?

もちろん、メリットもあります。

「目黒区立東山小学校」の例

「油面小学校」の他、人工芝化された「目黒区立東山小学校」のホームページでは校庭の紹介で以下のような説明があります。

新しい校庭は人工芝です。とても水はけがよく雨が降った後でもすぐに遊べます。滑り台やのぼり棒の下には 天然芝がしいてあります。子供たちは元気いっぱい楽しく運動したり遊んだりしています。
出典:目黒区立東山小学校

つまり、この小学校では、「雨が降った後でも水はけが良い」と評価しています。

人工芝に替えても、下地を改善しないと水はけは変わりません。DIYでやられると、土質はそのままになりがちですが、プロは下地の水はけを改善してから人工芝を設置します。

維持費のコストカットもできる

意外に抜けがちなのが維持費です。

当時の目黒区長の発言にはこんな発言があったとのこと。

手間がかかり1年に2ヶ月間養生しないといけない天然芝では、子供達が年間を通して運動できるという「運動場」の主旨から外れるとの事で、人工芝化の計画を進めている
出典:噂の!東京マガジン で紹介された情報を調べられるお買い物情報サイト

これに関してはあながち間違いではなく、天然芝は生き物ですので、管理に時間やコストもかかります。

それぞれの特徴を把握して快適な校庭に

当時の記事では目黒区が悪い例としてクローズアップされていたので、間違っているイメージを持たれたかと思います。

しかし、人工芝化する意味があってこその決断だったとも考えられます。

10年経った今でも校庭をどのようにするか悩まれてる方もいらっしゃるかもしれませんが、「土」、「天然芝」、「人工芝」の特徴を把握して、より子供達が快適に遊べる環境にしたいですね。

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